WAVES／ウェイブスのヤシガニのレビュー・感想・評価

良い音楽がふんだんに使われている映画…という程度の前情報しか入れずに観たところ、結構重たいストーリーで驚きました。

波が押しては返す、その流れに翻弄されながら生きる人々。回転するカメラワークが動転する心を映し出しながら、次第に落ち着くところに落ち着いていく。
生きることの痛みを知らせながらも、その痛みに寄り添ってくれる存在の尊さも共に与えてくれる映画でした（そこに気づいた瞬間に流れてきたRadiohead「True Love Waits」は本当に沁みました）。