takebouki

WAVES/ウェイブスのtakeboukiのレビュー・感想・評価

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
3.3
家族愛と恋人への愛情の違いについて最近よく考える。家族だからこそ言えないことも、第三者である恋人だからこそ言えることもある。自分も本当の本音は家族には言えない気がする。血の繋がっていない誰かに自分を理解して、愛して欲しい。だからこそ、捨てられたと感じた時の絶望は、この世から真の理解者が消えたようなもので計り知れない。でもそれは、家族を一個の他者として尊重できていない証なのかもしれない。それには、両親や兄弟も自分に対して一個の他者として対峙しなければならないだろう。愛にも様々な形があるだろうが、人との向き合い方について考えさせられた映画。
takebouki

takebouki