予告編以上の物語はない作品。実話ベースらしいが、それなりの時間の経過を2時間でまとめてみました、というつまみ喰い的な作りになっている。そして、十数年間（だったかな？）のエピソードが、行ったり来たりしすぎていて、これいつの話なの？というのを追うのにややしんどさを私は感じた。
親友、か。妻の男友達と夫が出会い、関係性が育まれる訳だが、フックとなるようなエピソードがあったのか、と言われるとやや疑問。実生活ではそんなもんだ、と言われればそれまでだが、作品として世に出すには物足りなさを感じる。
物に当たる男にも、夢だけ語って行動せず、かつ、稼ぎもしない男にも、思い入れることが出来なかった。そして、パートナーとの関係性において、お互いのビジョンを予め擦り合わせておくことの必要性をあらためて学んだ。
