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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのmitoのレビュー・感想・評価

3.9
2023年79本目。
トム・クルーズ演じるイーサン・ハントのMIシリーズ最新作で、二部構成の1作目。

シリーズ集大成となるであろう、本作。
3作目から続き、MIシリーズの代名詞とも言えるチーム感も安定のクオリティ。
特にサイモン・ペッグ演じるベンジーとヴィング・レイムス演じるルーサーの若干コメディ寄りのやり取りの感じとか最高だった。

アクションは言わずもがな。
無駄に綺麗なストライドで全力疾走するトム・クルーズだけでなく、ジョン・ウィックよろしく、スタントの見本市のような様相に。
ローマのロケーションがワイスピの最新作と被ってて「また破壊されてる」と少し笑っちゃったが、もう一つの見どころ、列車関連のスタントも含め昨今の大作映画でも中々見れないアクションの数々を堪能出来た。
予告編にもあった崖飛び降りシーンに至るまでの露骨なお膳立ては流石に狙い過ぎでローマに引き続き笑ってしまった。

話の展開にはちょっと物申したい事はある。
例えば、シナリオのためとはいえ、シリーズで抜擢したレベッカ・ファーガソン演じるイルザをアッサリ退場させてしまったり、新キャラのグレースが今のところシンプルなヒロインポジに納まってしまっていたり。

その他だと、ポムちゃんの退場も残念なのと、体調的に難しいだろうがジェレミー・レナーを…無理かな?

後半戦に進むにあたり、
軌道修正を期待したい…といっても、前述の通りアクションに関しては文句無しだし、現時点では、かなり良い出来なのは間違いないので不安はあまり感じていない。
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