このレビューはネタバレを含みます
勝手にトムたちの企画会議を妄想してしまいます。
トム「やっぱさあ、行ったことないとこに行きたいし、やったことないところでアクションしたいんだよねえ。超高層ビルもやったし、岸壁にも飛行機にもしがみついたし……。あとは……あ、深海があるよ!」
マックQ「……う、うん、それいいね、トム! じゃあ、その線で……(止めてもやるんだろうなぁ)」
つうことで、シリーズ初となるpart 1,2 から成る連続ものが封切られました。今作では、まだそこまで到達していませんが、目的地は潜水艦です。嗚呼、まだ海の底があったかと思い、一作目からのMIファンの私は思わず笑いました。
パンフに書かれているんですが、バイクで断崖絶壁から飛び降り、パラシュートを開いて着地というアクションに7回かけているんですって! もう、誰も止められません、おトムのことは……。
ローマでのカーチェイス、オリエント急行の橋から転落と、もう、息をつかせぬ展開です。それはわかっているとか、既視感があるとか、これで三時間近くは尺の取りすぎとかいうのは野暮! これでいいんです。つうか、完全にトムに身を委ねて観るのがこの映画のお作法だと思っております。TOHOシネマズ池袋「轟音」で鑑賞して良かった。
映画冒頭、監督とトムが出てきて、劇場で楽しんでもらうためにこの作品を作ったという内容のメッセージをしゃべったあと、本編に移りましたが、その言葉のとおりです。こういう作品があるから、映画は映画たりうるのだと、しみじみ思います。