ぜにげば

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのぜにげばのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

今作でIMAXデビューしました!
Dolbyなんちゃらみたいなものは何回か行ったことあるんですが、IMAXってやっぱ別格ですな!

MIシリーズは一応1回ずつ全部見てて、1がめっちゃ面白かったってのは覚えてて、2以降も粒揃いというか、高品質を維持し続けてるすごいシリーズっていう印象だけあって、でもどんな話だったかはさっぱり覚えてないという状態で見に行きました。

まず思ったのがワイスピの上位互換だなってこと。
両シリーズ1作目と現在で毛色が異なってきてて、アクション映画の有名どころって共通点もあるけど、やっぱり最初からターゲットに据えてる層の精神年齢というか治安が関わってくるのか、明らかにMIの方が高品質。
最近やっと向こうは生き返りまくる展開が行ききって面白い境地に達したかなって感じだけど、それでもMIが上ですなぁ。

ただ今作の何が良かったかって聞かれても、何も言えません。
だって既存キャラの顔も名前も覚えてない…。
登場の仕方絶対既存キャラだけど、だ、誰〜???って感じでした。

まあ言える範囲で言うなら、冒頭の潜水艦の件は最近見たハンターキラーをIMAXで劇場で見たいなと思わせると同時に、ちゃんとハラハラドキドキできて掴みとしてめっちゃ良かったかな。
ただキャラクター達が“潜水艦の鍵”って分からずに話が進むから、キャラクターと観てる人の間に謎の情報格差が生まれてて、それが見てて没入しにくくさせてたのは正直なところ。
というか、「あれ?潜水艦の鍵っていう認識が間違ってる?」って何回か考えちゃうくらいお話の作りとしては不自然だった。

一番好きなのはなんだかんだ最初の空港シークエンスかな。
スリっていう不安定な存在に振り回される感じと、感知してない存在が関与している予測できない感じ、指示と相手を欺く気持ちよさとか、全部が楽しかった。

ただヘイリーアトウェルに関しては皆嫌いそうだなぁって思った。
自分は美女に振り回されたいって性癖があるから全然平気だけど、普通の人は「うぜえなこのアマじっとしてろ!ボケ!」ってキレてそう。(そんなことない)
まあ自分も思う事が無いわけじゃなくて、少なくとももっとエロいキャラであって欲しかったかなとは思ったかな。
それこそ峰不二子みたいな。
ステレオタイプぽくて申し訳ないけど、これに関しては峰不二子の方が上なので。申し訳ない。こういうポジションはセクシーキャラにしてくれ。古き良き峰不二子スタイル。
ていうかそもそもがマスク被って変装したりする上に、今回に至っては黄色のちっちゃい車出てきててマジでルパンぽかったけどたまたま?たまたまか。


シリーズの1番の魅力はなんと言ってもアクションだけど、個人的に最後の電車を2人で頑張って登るシーンすげぇ良かったな。
不自然な程に一両一両順番に傾いて外れて落下していく。
継続的にハラハラ出来てめっちゃ楽しかった。
一両単位のステージをクリアして行く感じ最高。

ただ見せ場として売ってる山から飛ぶシーンは、延期とか色々あって仕方ないのかもしれないけど予告編で流しすぎだし何も感じなかったかな。期待値のコントロールが出来ないのは二流だと思うから。
何より、オープニングで一瞬そのシーン流したのが許せないわ。
予告はまだ仕方ないけど本編でネタバレしちゃダメじゃん。

順番に見たら今作だけちょっと変に感じるかもしれないなとは思うし、記憶を辿る限りではMIの中では最下位かもしれない。
ただ、パート1だから本当になんとも言えないし、初IMAXとしては相応しい作品だった。
映画体験としては最高だった。
トム・クルーズそのうち撮影中に死ぬかもしれないけど、高品質なアクション今後もいっぱい見せてねー。
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