ぜにげば

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのぜにげばのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観てたらなぁ。

見始めてすぐ没入してた。
けど、正直この映画が伝えたいことはピンと来なかったなぁ。
そういうことなのかあって感じ。
映像はずっと面白いし楽しい。
正直後から思い返して、「あれそんな奇抜か?なんであの行為では能力を持って来れなくて、あの行為では持ってこれたんだ?」ってなりはするんだけど、見てる最中はスピード感とか情報量でそう思わせないようにしてるのが凄いなと思った。

酷すぎるからなんでも出来る可能性が…の件とかは納得いかなかったなぁ。
設定としては面白いけど、酷すぎるって思えなかった。
ズレてるのは分かってるけどそれでも同時に「この世界は確かに無限に存在するマルチバースの中でも酷すぎると言えるだろう」って思わせる説得力が欲しかったな。

個人的に一番好きなのはラカクーニかな。
アニマトロニクス的な凄さでもなく、どちらかと言うと着ぐるみとかパペットの良いチープさを誇張してるのがたまらなく愛おしかった。
生き物に見えないとかじゃなくてもう生きてるって思わせる気がない。
自分でもびっくりするくらいラカクーニにぞっこんです。

肝心のメッセージ性の部分とかがピンと来なかったけど、何となく今作に関してはどハマりできる素養が自分にはあると思ってるから、いつか見返した時にどハマりするのが楽しみ。
ぜにげば

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