ぜにげば

コマンドーのぜにげばのネタバレレビュー・内容・結末

コマンドー(1985年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい!
この手の頭空っぽにして楽しめるドンパチ映画の中ではかなり上位な気がする。

このままフライト先に行ってどうするんだ?と思ったタイミングで同乗者を殺す。
フライト時間がそのままタイムリミットになる感じめっちゃよくできてる。
一石二鳥的なアイデアほんと好き。

巻き込まれた女の人が1回目は信じずに通報する感じもちゃんとしてて好きだし、だからこその“急遽殺さなきゃ行けなくなった感”が面白い。
派手な暗殺っていう一見矛盾してるような新しさ(昔の映画だけど)。
そしてすぐ殺す。問い詰めに時間を割かない。
連絡されないように殺す生温くない感じと、聞き出した情報を元にたどり着くんじゃなくて持ってたアイテムから次に進むテンポの良いゲーム的な面白さが良い。

そして不自然さを出さずに綺麗にバディ物に移行、綺麗。

クライマックスは何故か上裸カヌーで始まり、脇腹を負傷した後何故かチョッキを脱ぐ。
ちゃんと筋肉見せててそこも良い。
そんで洋画を沢山見てる人でも、やっぱりシュワちゃんのボディは驚くな。
すんごいわ。
筋肉見せるだけで面白い。

唯一の欠点は最後のナイフタイマンかな。あそこだけ生温い。
キャプテンマーベルみたいに即撃ち殺して欲しいんだけど、「ナイフ(素手)でやり合おう」って言い出したのがシュワちゃんだからどの道ダメだなぁ。
シュワちゃんがバレずに約束を破って目的がシンプルになる構成だから、「約束守って貰えずにどうせ娘殺されるけどどうすんの?」みたいなストレスを感じずに見れてたのに、最後の最後で勿体ない。
そんで敵も乗るなよ挑発に。
見応えも全然ないし、マジでもったいない。


シンプルで綺麗な構成、シュワちゃんのチート感、どれをとっても良かった。
良作!

追記
89分なのも偉い!
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