このレビューはネタバレを含みます
アマゾンプライムビデオで。
大企業の社長がホテルで射殺される。
犯人はイタリア人の普通のおじいさん。
ふたりの共通点はなに?が、最初の食いつきポイントだけど、海外のポスターにハーケンクロイツが描かれてたのでナチス関連の復讐劇なんだろうなと想像できたし、殺人動機も想像通りだった。
そこまでならよくある戦争関連映画だけど、この作品はもう一捻りあってそこが面白かった。
1968年に戦争犯罪にさせない法律を作り、従来なら戦争犯罪で裁かれることをした軍人たちを不起訴にさせていたこと。
コリーニは1969年に正当な方法でその社長を訴えたんだけど、その法律のせいで不起訴。法で裁けないなら自分で裁くしかないってことで、父親が射殺された同じ銃で撃ち殺した。
で、コリーニの判決が出る当日。前夜にコリーニが自殺。なので審理は中止。
いやいや、さすがにコリーニが自殺するとは思わなんだ。切なすぎるでしょう。
最後、ピザ屋のお姉ちゃんが普通に弁護士事務所で働いてるのが良かった。服装注意されて中指立てちゃうの最高。