コリーニ事件の真兵成花のレビュー・感想・評価

久しぶりに見入って手が止まる映画だった。

前半1時間で主人公である新米弁護士と彼を中心とした人間関係を丁寧に描きつつ、主人公の恩人を殺害した被告人を弁護するという設定からして面白い事件も同時に掘り進めてゆくので字幕であることを忘れて引き込まれた。
残り1時間を過ぎたあたりから話が大きく動き始めどういう結末なるのか期待を抱きながら見ていたが、その期待を裏切ることなく曇りのち晴れくらいの良い塩梅で終えたのも個人的に良かった。

派手さはないけど起承転結丁寧に描かれていてとても満足。