重めの邦画続きだったのでテイスト変えて!
ゲームプログラマーのマイルズ(ダニエル・ラドクリフ)の趣味はネットでの荒らしコメント。冴えないオタクな私生活の鬱憤を晴らすかのように、ネットのコメント欄に過激な書き込みをしていた。ある日、殺し合いを生配信する闇サイト「スキズム」に荒らしコメントをした結果、スキズムのリーダー、リクター(ネッド・デネヒー)の怒りを買い拉致される。そして両手に拳銃をネジ留めされた挙句、スキズム参加者きっての殺し屋ニックス(サマラ・ウィーヴィング)と戦わされるハメに…。
ほとばしるエナジーと血糊とB級感!
ダニエル・ラドクリフって本当はこういう映画にもっと出たいんだってね。過去の栄光とイメージに囚われず好きなことやるって大事だな…。
トイレのシーン、完全にオ◯ンチ◯映ってたよね?ねえ?
序盤こそマイルズが情けなくてイラつくものの相手のニックスが派手にブッ放すので、基本的に画面は常に銃弾と爆発と血糊。ニックスが可愛くていいよね。
"なんで香港映画みたいに2丁拳銃?"
逃げてばっかりだったマイルズがホームレスのオッサンのとこで8ヶ月前のホットドッグを食べてから妙に覚醒し始める。オッサンなかなかいいこと言う。いやサイプレス・ヒルか。
"暴力がムリでも直面したら立ち向かえ"
このあたりからマイルズが徐々にヤケクソになってきてなかなか面白い感じに。会社で上司を銃で脅しちゃったり謝ったり良心のせめぎ合いが可愛らしい。そんでもって容赦なく吹っ飛ぶ上司の頭に笑う。
ターミネーターのシュワみたいなアクションでバイクを奪ったニックスとのカーチェイス!正面衝突からのスローモーションが綺麗で汚くてみっともなくてまた笑った。
ぶっちゃけストーリーはかなり陳腐なB級なんだけど、共闘からラストにかけてのガンアクションの疾走感はなかなか!吸入器とコカインでキメるとこカッコよし!
ゴア描写も結構あって、特にニックスの指のとこはワオ!ってなる。
"金曜の夜は指が恋人なのに!"
思いの外ビターな展開と、ベッタベタな80'sハードロック(Never Surrender/Stan Bush)が流れるクライマックスは笑っていいのかなんなのか…。いや笑っちゃうんだけど切ない…。
終わり方もなぁ、すげぇ絶妙な後味。
このB級感は嫌いじゃないのよ。
"あたしのクリを舐めな!"
"金玉スプラッターだ!"