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待つには遠すぎた初恋のhoshikazukanjoのレビュー・感想・評価

待つには遠すぎた初恋(2018年製作の映画)
4.2
日本語を話せないアレックス、英語を話せないミカコ、バイリンガル帰国子女だけど本当の気持ちを話せないカレン。

三角関係スタートなので、終始カレンが孤独で泣いた。
初っ端からずっとカレンの目が死んでて良い。
最後の台詞で、ようやく目に魂がこもったような輝きを放っていて、さらに良い。

ミカコ少しは英語を話す努力をしろよ!と思ったものの、仮にも国際高校だった私の高校生時代思い出してみても割とそういうことあったな…って感じだし(反省!)そこらへんの高校生なんてそんなものですよね。

全体的にキャラクター造形がリアル。
特にミカコの家庭の綺麗すぎず汚すぎずな家と、調子の良い小学生くらいの弟、頓珍漢だけど他者に対して壁がない父とか、大皿にまとめて盛られている庶民的な家庭料理。
言いづらいことを電話で話すときに、相手に自分の姿は見えていないにも関わらずやたら身振り手振りが大きくなってしまうところとか、そういう細かい一つ一つにリアリティがあり、親近感がわく映画。

切ない………
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