待つには遠すぎた初恋の作品情報・感想・評価

待つには遠すぎた初恋2018年製作の映画)

製作国:

上映時間:12分

3.9

あらすじ

「待つには遠すぎた初恋」に投稿された感想・評価

日本語を話せないアレックス、英語を話せないミカコ、バイリンガル帰国子女だけど本当の気持ちを話せないカレン。

三角関係スタートなので、終始カレンが孤独で泣いた。
初っ端からずっとカレンの目が死んでて良い。
最後の台詞で、ようやく目に魂がこもったような輝きを放っていて、さらに良い。

ミカコ少しは英語を話す努力をしろよ!と思ったものの、仮にも国際高校だった私の高校生時代思い出してみても割とそういうことあったな…って感じだし(反省!)そこらへんの高校生なんてそんなものですよね。

全体的にキャラクター造形がリアル。
特にミカコの家庭の綺麗すぎず汚すぎずな家と、調子の良い小学生くらいの弟、頓珍漢だけど他者に対して壁がない父とか、大皿にまとめて盛られている庶民的な家庭料理。
言いづらいことを電話で話すときに、相手に自分の姿は見えていないにも関わらずやたら身振り手振りが大きくなってしまうところとか、そういう細かい一つ一つにリアリティがあり、親近感がわく映画。

切ない………
ゆ

ゆの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

これいいな!おお!ってなる終わり方
カレンを正面から映すショットが良い、あと主演の子の表情がとにかく素晴らしいな〜…
姉らしき人物の放つ「(コンドームを)あんたが持ってるわけないか」って台詞の鋭さ…すごかったな〜
セクシュアリティを言語の違いに置き換えて描くの秀逸だったな
11分という短い尺の中で
無駄をとことん省き
重要な事だけを綺麗にはめ込んでいる
すばらしい作品でした

日本語が苦手な男子留学生と
英語が話せない女子日本人の間で
つなぎ役をやる事になった帰国子女の女の子

何度か観てますが
繰り返しみるほど主人公の気持ち
姉に対する嫌悪感
あの子に対する思いが重く伝わってくる

エンディング曲も好きです

このレビューはネタバレを含みます

「あなたのことが好き」



主人公のかれんこの孤独を表現するのがとても上手に描かれているなと思いました。

派手に何か出来事があるのではなく、日常に潜む孤独、一見すると高校生の青春に見えるかもしれないけれど、その中に潜む孤独、私たちも日常的に感じる感覚に焦点が当てられていることによってこの映画が自分に落とし込めることが簡単にできたことがすごいと思った。


かれんの

自分は英語から日本語に訳すためだけの役割

自分は何か求められて差し出す役割

っていうのが、自分自身が求められているのではなく、自分の持っている何か能力?役割?(アレックスがかれんは「僕のために英語に訳すのが仕事だろ」って言ったとき感じた)にしか、自分の価値が見出せてなくて、私が必要なんじゃなくて、私が持っているものが欲しいだけであって、それは私じゃなくてもよかったって思う気持ちが自分に響いて痛かった。

かれんの表現のない表現が所々で使われていたのにも、その間隔(間)とかも、
その後にくるアレックスたちと楽しそうに話しているシーンがくるところとかも
その表現のないかれんがすごく印象に残って、映画の合間、合間に考える時間があった?ので、すごい上手に作品を作っているなって思いました。

すごく心が痛くなる感覚があって、待つには遠すぎた初恋っていう題がすごくあっていると思います。
yuki

yukiの感想・評価

4.0
ホームステイで日本にやってきたアレックスと友達のミカコとの間で通訳の立場を強いられる、帰国子女カレンの戸惑い。2ヶ国語を使えるからと言って、人よりも分かり合えるわけではない。彼氏を連れ込んではセックス三昧の姉、自分には何もない虚しさ。嫉妬心・劣等感・焦燥感。主人公の女の子の感情表現が豊かで分かりやすい。めちゃくちゃ良く出来た短編だと思う。
みやび

みやびの感想・評価

3.8
何これ切なすぎる、、、
脚本男の人でこれ表現できるのすごい気がする。
11分っていう短さなのに良すぎる。
kirito

kiritoの感想・評価

3.6
【コミニケーション】

「私はあなたが好き。」

普通に辛くて彼女のこと考えると泣きそうだった。

1ヶ月のホームステイできたアレックス。帰国子女のカレンは親友のミカコとアレックスの会話を通訳していたのだが…

全くその直接の言葉は出てこないのに、そういうことなんだなと思わせる描写・演技がすごい。割と冒頭から明らか。逆にいうと「なんか怒ってる?」と聞いちゃうミカコは鈍臭すぎ。

親友と恋愛は時に両立しない典型。

2020.4.18
miyu

miyuの感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ラストの一言の切れ味がすごくいい
間や曲の入るタイミングもいい
最後のたった一言にこの映画はこれを言っていたのか、って強い力があっていい
ボーッと見てたがラストの切れ味にやられる。スパッと終わって清々しい。
日本に来ているのに日本語を話さない外国人
英語を全然勉強しない日本人
その間の中間で二人に頼られまくってうんざりす通訳する存在
国内における外国人あるある問題を赤裸々に描いていて生々しくて草

そこに高校生の恋愛を絡めてきてるのですが実に役者の表情や間がリアルでした。。監督はよっぽど綿密に作りこんだのに違いないし、おそらく出てる側も「あるある~」みたいな感じで皆で共感していたのかもですね。

同じ外国人との絡みを描いてるインディーズ作品で
「Repeat After Me」というのも鑑賞しましたが、そちらは「おれ、海外なれてまっせー」というのを出したいだけのナルシスムービーで主演の演技もキモかったのですが
こちらはそうゆう意味不明上から目線でなく、その状況にいる人達を綺麗に切り取ったという感じで、段違いの描写力でしたね。

ただ一点
隣の部屋で通訳の女の子の姉?妹?がセックスしてるという事に関して
何の回収もないし意味がわからない。
きっと監督には何かあるのはわかるのだけど、全く伝わらないし活かされてない事は表現として失敗なのでなくした方がよいと思います。

あのシーンさえなければ極めてクオリティーの高い作品なのでは、と思います。
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