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失くした体のsumiccoのレビュー・感想・評価

失くした体(2019年製作の映画)
3.2
旦那さんが
タイトルとジャケットに惹かれて
見たがったんですけど
夕飯時のアニメではなかった(笑)

切断された「手」が
自分の体を探しにいくお話で
間違いなく
ホラージャンルではないんですが
絵がね…

フランスなもんですから…

デフォルメ十八番の日本アニメ視点だと
まっっったく可愛くなくて
ハエとかネズミとかハトの感じも
描写にごまかしがないんですよねえ。

アニメを期待して観ると
なんか違う…がつきまといます。
これは芸術なのだ、と思ったほうが
断然受け入れやすくなります(笑)


右手を失くした体、ではなく
体を失くした右手、が主人公というのが
最大のポイントなんでしょうね。

生まれた頃から
切り離されてしまうまでの記憶を
どの体の部位よりも多く覚えている右手。

触れた砂。
太陽にかざしたときの影。
マイクを握って追いかけた音。
撫でたり、なぞったり、
掴んだり、押さえたりしたものの全て。

"要" の自分だから
戻らなければいけない。
だから絶対に辿り着くんだ。


冒険の終わりは
いろんな意味で頷けるというか
頷くのが正解だと思える形で訪れます。

眩しさのある、エンディング。