ガク

失くした体のガクのネタバレレビュー・内容・結末

失くした体(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

音楽が良かった。
宇宙っぽい浮遊感で神秘的な感じ。

手が動くというアニメらしいアイデア。
体を集めていくどろろと真逆やな。

見始めて最初から、本人が生きていると分かるまで、主人公自殺しててその過程で手がちょん切れて、その姿になってからやっと生きようともがいてるんやなと思ってたら、本人生きててびっくり。

人間讃歌という宣伝文句。主人公は50/50の確率で生きて頑張るか、失敗して死のうとしていた。躊躇せずジャンプした勇気が彼を救ったのかな。そういうところで言えば、『素晴らしき哉、人生!』でジョージが自殺しようとしていた所、クラレンスに先越されて救うという、彼自身の勇気が自殺を回避させた所に似ているかも。

結局、何もかも無くしてから自分で乗り越えるっていう。手動いてるっていうのもあるし、ファンタジーで解決しようっていうのではなくて、本人自身が頑張って乗り越えようとする所が良かった。
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