夜行列車に乗ったカリート

フラクチャードの夜行列車に乗ったカリートのネタバレレビュー・内容・結末

フラクチャード(2019年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

「マシニスト」のブラッド・アンダーソン監督。序盤は面白く、中盤から失速する。なかなかに想定内の映画。

ガソリンスタンドに立ち寄った際、娘が転落事故に遭ってしまう主人公レイ。近くの病院へ車を飛ばすが、何やらその病院の対応がおかしい事に気付き、どうなるか…というストーリー。

視聴者は冒頭、娘が転落してから物語に引き込まれます。掴みはオーケーです。
そこから中盤まで病院あるあるが展開されるんですが、やたら受付に時間が掛かったり、診察前の確認が長かったり、医師と受付の情報伝達が悪かったりと、ここまでは面白かったです。

一体この病院は何なんだ!というのが本作最大の肝なんですが、途中で主人公も信頼できない語り手になってきて、あーどっちなんだ!!?
…という展開が楽しめるかどうかですね。

自分は主人公が変になってきた時点で想像がついたし、想像力がある人は最初の方でも分かってしまうと思います。

内容としてはかなり悲惨な話。
アンソニーホプキンス主演の「ファーザー」にもちょっと似ている。主題のテーマは全く違うが。

オチが分かっても、もう一捻り欲しかった、そんな作品でした。