ミセスコロンボ

キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱のミセスコロンボのレビュー・感想・評価

3.6
小学校の図書室で借りて読んだ「キュリー夫人」
奥さんでお母さんで、すごい発見をしてノーベル賞を取った努力家で真面目で優秀で偉い人!だとただ単純に尊敬していたなぁ…

本作ではソルボンヌ大学での女性差別に苛立ったり、夫ピエールとの出逢いと恋にときめいたりしながらの鑑賞。

たがマリーは凄く強気でピエールに「あなたは優秀だけど私よりは劣る。」とはっきり言い切る傲慢?!な妻でもある。
それに対してピエールはその言葉を発する妻の事も理解している。
この辺りは夫婦だからこその発見なのだと
納得。

また、癌治療のシーンや原爆投下のシーンはドキュメンタリーのように描かれていて人間の叡智と愚かさを見せつけられる。

その後ピエールの不慮の死とまさかのマリーの不倫にも驚かされた。

いやぁ~イメージが崩れ去りました。
しかし自分を信じ自らも身体を蝕まれながらも邁進したからこそ偉大な発見があったのですよね。
それに娘に科学者としての志が受け継がれているのには感動しました。
なのでやっぱり偉人なのだと観終えました。