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Tunes of Glory(原題)のaruka0263のレビュー・感想・評価

Tunes of Glory(原題)(1960年製作の映画)
4.3
 日本未公開作品。円盤化も日本でされていない。CriterionのBlu-rayで鑑賞。英語字幕で鑑賞。軍の専門用語が沢山出てきて、10単語くらい辞書で調べました。良い勉強になった。そしてこの映画のFilmarksでの最初のレビューがまさか自分になるとは。

 第二次世界大戦で部隊の大佐が戦死してしまい、シンクレア中佐は指揮官として部隊をまとめていた。その陽気な性格から部下から慕われていて、尊敬と忠誠を得ていた。シンクレアの後任として、部隊にやって来たバロウ大佐。部下の忠誠を求めて争う2人…。部隊に馴染めず、疎外感を感じてしまう大佐。そしてラストの展開。
 私は大佐を演じているんだって言うシンクレアが印象的だった。スコットランドの部隊なので隊員たちがキルトに身を包んでいたのも印象的だった。そして2人の演技が完璧だった。
 ラストの10分でこの映画の印象が変わる。シンクレアの悲しみが伝わってきて、心が揺さぶられた。うん、久しぶりに良い映画を見た気がする。
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