可もなく不可もなくの小品。だいたいのアウトラインは想像がつくし、そういう方向の陰謀論に繋がっていくんやろなぁと思ってたらまさにそっち方面に行った。細かい内容までは予想してなかったけど、大枠としてね。
とにかく真面目に考え始めるとツッコミどころが満載。監視カメラみたいな道具を使わなかったり見張りが緩すぎたりする犯人の杜撰さとか、そんな簡単に国のトップシークレットを職員が暴けるんかいとか、ただの一般人がそんなひょいひょい病院に忍び込めるかいとか、挙げればキリがない。
でもまぁ、もともと「脱出謎解きミステリー」みたいな触れ込みなので、リアル脱出ゲームの設定としてのバックストーリーくらいのノリで観るとちょうどよく楽しめます。少しそれっぽい仕掛けとか驚きもあるし。あとは坂口健太郎の初主演を楽しむ映画だと思えばよいかと。
