製造業にかかわる経営者及び役員、役職者、そして環境にかかわる役人に必ず観て欲しい映画。
人のためと思って開発した物が害となる例だが、あの男の子が勇気を出して出演していたシーンを拝見すると、決して昔の話ではないことを実感する。
過去の公害問題を理解しているはずなのに初動を完全に間違えている。フォーエバーケミカルの問題は難しいが、濃厚摂取者の対応をしっかりやって基準も作成していればお互いに長期間及び費用、賠償金のロスも防げたのでないのだろうか。そういう意味ではEPAの罪も重い。
弁護士、弟、男の子本人が出演しているので原告側の真実は描かれているのだろうと思う(それにしてもウィルバー・テナントさんは高飛車すぎる)が、被告側の言い分も知りたかった。
なお、マークが演じると優秀そうに見えないが、Wikipediaを見るとかなり優秀そうだし、この弁護士事務所はかなり大手だがこういう個人プレーを許す寛容さを持った上司も評価されるべきだろうなあ。