羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来のペインのレビュー・感想・評価

“お前の中にちゃんと答えはあるだろ”

いや~不覚にも泣かされた。傑作。完成度の高さという一点においては昨年公開作でトップクラスだろう。

イカダの航海シーンなんかはアニメではないが、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』なんかを思わせる映像美。また、バトルシーンの作画の有無を言わさぬキレキレぶりと活劇っぷりにも痺れる。

同じく昨年公開の傑作アニメ『ミッシング・リンク』同様に社会の分断と共存を描いた作品。最悪なトランプ時代にこそ産み落とされるべく産み落とされた傑作だ。