ゆき

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来のゆきのレビュー・感想・評価

4.1
善悪

人間と妖精が共存する世界。猫の妖精羅小黒は、人間の手により住む場所を奪われてしまった。安心して暮らせる場所を探す道中、出会った者たちとの関係を描く。

「妖精」が主体となるうえに、異次元の設定ではあるものの丁寧な描き方なので置いていかれることなく没頭できる。
前半の愛らしい仕草で溢れたほんわかさからは想像をしえない、壮大な戦い。
街を使った舞台設定は迫力満点。後半にかけて加速する音の煽りが秀逸。同時に涙腺も刺激され、後半は涙なしでは見れなかった。
宿命に見舞われた全ての行動の理由が明確で痛快。
セリフが少なく、ジェスチャーと表情でキャラクターの感情が前に出てくるのでなお一層わかりやすい!
中国語の勉強に良いと先生に教えてもらって、YouTubeで見ていた短編アニメ。シュールさと癖のあるキャラクターは健在。
ユジクで観ようと予約待ちしていた分、嬉しさ倍増の一作。
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