単純に面白いアニメ映画でした。
どこの国で作られたとか気にするのももはや野暮な話。
太めの線でキャラクターを描くスタイルが完全に俺好みだったし、猫や幼児の動作の描写がまた素晴らしい。
ジャパニメーションとかもうアホらしくて口にしたくもないけど、チャイナさんはもう日本のすぐ後ろに迫ってるのは間違いないです。
ディズニーが生み出したアニメーションというジャンルを日本人がオリジナリティを発揮して発展させてきたのが2010年代までの話で、2020年代からはアジアのアニメーションというカテゴリー分けになっていくかもしれない。
そんな予感すら感じました。
それにしても、折々で鳥山明作品の既視感を感じたのが我ながら興味深かった。
ドラゴンボールのアニメで生み出されたアニメ表現技法が後世にいかに影響を与えていたかがよくわかった。
日本のアニメの系譜の先にある事だけは一目瞭然で、アニメの未来を感じるに足る一作でした。
