Ayakashd

ジャスト 6.5 闘いの証のAyakashdのレビュー・感想・評価

ジャスト 6.5 闘いの証(2019年製作の映画)
3.6
イラン映画好きだなぁ。熱量とか勢いに加え、静かな信仰の存在感、言外の暗さとか、社会構造に潜む圧力とそれを打ち破ろうとする力みたいなもの。欧米の人が日本に感じるオリエンタリズムみたいなものを、中東に感じているということなのかもしれないけどね。
始まった瞬間に、好きだな!と思った。早口の会話のとめどない勢い、勾留される男たちの光る肌と熱い吐息、公権力に潜む矛盾や、正義に伴う疲労。ぐちゃぐちゃーっと熱い鍋で調理されているようでいて、ときに清涼で美しいカットがある。非常に面白かった。
ドラッグの社会問題もさることながら、わたし的には死刑問題に興味が湧いたかな。日本の死刑問題の議論がいまどうなってるかよくわかってないけど、やはりあの罪に対しての死刑執行は苛烈に見えたなぁ。監督に質問してみたかった。
やっぱり東京国際映画祭面白いよ〜
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