偶然が連鎖した群像劇。
それぞれのキャラクターの行動(偶然)が一つの事件につながる様、かけ違えたボタンが主要キャラの輪廻となるストーリーはカタルシス!
作品が持つ雰囲気や風景も、どこまでもコーエン兄弟っぽい!もちろんいい意味で。いやー、これは巧い、好物です。
それぞれのキャラクターが抱える満たされない愛が原因ともいうべき言動、そんな現代の闇が、この作品の根底で描かれている。
リアルタイムで進行する群像劇、とくにサスペンスミステリーものは面白いの多いねー。
「愛とは無いものを与えることだ。有るものを与えるのは快楽だ」
「人間は偶然には勝てない」
名言&名コピー。
昼と夜の予定の空いた時間に、たまたまナイスな時間で見つけたこの映画。
初めての新宿武蔵野館で、年末に出会えたこれもまさに「偶然」。