ゆき

悪なき殺人のゆきのレビュー・感想・評価

悪なき殺人(2019年製作の映画)
4.1
煩悩

日常のドラマは偶然の積み重ねでできている。
ジェンガみたく不満と欲望が折り重なる展開。
見栄の果てに待っている滑稽さが痛快で秀逸。
オムニバス的に目線を変えて既成事実への道のりを辿る。
ヒリヒリするような背徳心で充満した116分は1シーンも無駄にせず回収に徹してた。
「ないものを与えるのが愛。あるものを与えるのは快楽。」というセリフが印象的。
×××
人里離れた町。吹雪の夜にある女性の死体が発見された。疑われた人たちとその陰で事件と繋がっていた人たち。それぞれがあの夜までに至った経緯を巡る。
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