久しぶりに、この先何度も見ると思える映画に出会った。
幼い頃に両親兄弟を亡くし、身体の不自由な叔父と共に生きてきたクリス。
14歳のままのピュアで真っ直ぐな心と不器用さとは裏腹に叔父さんに対する母性のような愛情や自身の葛藤だったりが見え隠れして、その心の揺れ動きにとても切なくなった。
ただ、ところどころに散りばめられたユーモアにクスッと笑えたり、
毎日繰り返される同じルーティンが冒頭では「つまらなそう」という印象を受けたのに終盤になるとそれが「安心」に変わったことだったり、
2人の距離感や叔父離れ出来ないクリスに付き合ってあげる叔父さんの優しさに、笑いと涙が止まらなかった。
どこか、ギルバート・グレイプを思い出させるような作品。
日常では聞き逃してしまうような音を全て拾っていて心地良さが増していた。
日常の音って愛おしいんだなぁ
そして2人は実の姪と叔父さんだと知ってびっくり。叔父さんは演技初で撮影地は叔父さんの本当の家の農場とのことで更にびっくり。
叔父さん演技上手すぎるよ!w
コペンハーゲンに行くクリスを見送る時の、叔父さんの愛情深い眼差しが印象的すぎたよ。
この監督凄い〜他の作品も見漁ってみたい。