凡人

わたしの叔父さんの凡人のレビュー・感想・評価

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
3.6
ある意味閉鎖的な空間の中で、毎日を守ろうとする女性の物語。
獣医はたまにしか来ないし、
偶然でなければ異性との出会いもない。
テレビだけが新しい情報をもたらす。
天気が悪くて、家の中も暗くて、表情も暗い。

単なる「ささやかな幸せ」や「何気ない日々」
を守っているようには見えない。女性自らが気付かないうちに背負ってしまった「役割」なのか、叔父さんから離れなければこの毎日に依存し続けられる。自立したいけど、したくない、おとなこどもみたいな女性の葛藤のようにも見えた。
凡人

凡人