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ある妊婦の秘密の日記のlpのレビュー・感想・評価

ある妊婦の秘密の日記(2019年製作の映画)
3.1
東京国際映画祭にて鑑賞。

アジアの未来部門から香港の『ある妊婦の秘密の日記』。
監督は過去に『レイジー・ヘイジー・クレイジー』を東京国際映画祭に出品しているジョディ・ロック。実はラインナップ発表時から全くのノーマークだったけれど、スケジュールの隙間と上映時間がピッタリ一致したので鑑賞することに。

ちなみに、これで今年のアジアの未来は4本目(個人的には過去最高の鑑賞本数)。今作で今年はラストだけど、他にも未だ気になる映画が数本あり、来年はさらに注目したい部門だ。

自身の妊娠を知ったキャリアウーマンと、バスケットボール選手の夫の物語。予期せぬ出産に妻が悩むところから映画はスタートし、様々な出来事を通じて、夫婦が「親」になるまでの内面の変化を描く。

「出産」をテーマにした奇をてらわない真っ当な話で、語り口はユーモアも散りばめられていて親しみやすい。「良作」と呼ぶに違わない映画だけど、あまりにも正統派な創りは些か刺激不足にも感じてしまった。

機会があればぜひ。
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