むつき

約束のネバーランドのむつきのレビュー・感想・評価

約束のネバーランド(2020年製作の映画)
3.2
諦めることが幸せ

と、イザベラが言う。
確かに世の中にはそう言う考え方もあるけど。
これは生まれながらの宿命に絶対抗えない恐ろしい運命のもと、生まれてきた子供たちの物語。
この小さな世界しか知らずに育ち、外の世界を知ろうと逃げようとしたら、それはイコール死ぬということ。
ファンタジーながらかなり過酷な世界である。

アニメ視聴済。原作未読での観賞。
本編はアニメの流れどおり。
12才の主軸の3人は、特にノーマンがアニメのイメージどおりで、全く違和感なし。
北川景子さん、渡辺直美さんもかなり寄せてて良い。
渡辺直美さんは「まんま渡辺直美」という声もある様だけど、アニメでもかなりユニークなキャラ。
見た目は違えど、かなりイメージどおりで良かった。
全体的に子供向けミュージカルみたいに感じた所も多々あり違和感を感じつつも、演技が光った子たちも沢山いて特に終盤は物語に引き込まれた。

過酷な状況下、子供たちが「諦めない」
という強い意志で生きようとする姿は、ファンタジーだろうが現実だろうが、誰もが望む世界であることは間違いない。
むつき

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