Pnori

超 感染 ファイナル・デッドのPnoriのレビュー・感想・評価

2.7
ゾンビあるあるのお手本の様な映画。

アジア人の顔なのに名前がマイケルとかシンディとか違和感ありありだったけど、ツッコむほどでは無かったのでそのまま流す(笑)

あんまり風呂敷を広げる気がないんだったら、ホテル内でもうちょい粘っても良かったのではと思う。音に反応するのがわかった時点でゾンビには無い、生きた人間様の知恵を駆使した脱出方法が観たかった。

殆どの伏線が、貼られた途端にすぐわかってしまう演出は「あるある」を意識しての意図的なのか、脚本が甘いのか。そこがちょっと物足りない。

とにかく感じたのは、全体的に何かが足りない。

一握りの斬新なアイデアをスパイスに入れれば、ゾンビ映画は大化けする可能性があるわけで。
人間同士の醜い争いは某アメリカドラマシリーズで充分堪能しているので、また違うテイストのお話を期待してたんだけど終始予想の範疇を越えない展開がズルズル続き、結局最後まであるあるだった。

とは言え、年々ゾンビ作品がスマッシュヒットする度に、徐々にゾンビのクオリティが上がっていくのが非常に嬉しいと思う今日この頃(笑)

どんなにB級で駄作であろうとも、どれもゾンビ愛だけはひしひしと伝わってくる(笑)
走る飛ぶはもちろん!超人化してもタワーになってもいい!あらゆるパターンのゾンビを試行錯誤して、いつかは新たなムーブメントを起こしてくれる事を期待せずにはいられない。

がんばれゾンビ!(笑)
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