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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのnewのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマンの正体がピーター・パーカーだという記憶を世界から消すため、ドクター・ストレンジはある呪文を唱えるが、それがドック・オクらヴィランたちを呼び寄せてしまう。ヴィランの攻撃によって、ピーターのみならず恋人のMJらピーターの大切な人たちにも危険が及ぶ。

MCUスパイダーマンシリーズ3作目にして、「ホーム」シリーズの完結作。
もう、最初っから最後まで最高だった!!
シリーズファンが期待しているものが全て詰まっていたと言っても過言では無い。
MCUスパイダーマンとしては3作目だが、本作は明らかに、過去20年間SONYが積み上げてきたスパイダーマンシリーズの集大成として作られている。
過去シリーズの敵を再度敵として据え置く訳では無く、救済するという道を選択したのも様々な人々に支えられ成長してきた、MCU版スパイダーマンならでは。そして、紆余曲折あった過去作への一つのアンサーの様な気がして胸が熱くなる。
出るかも出るかもと思いつつも、トビーとアンドリューがホントに登場した瞬間は思わず前のめりになってしまう程だった。出るなら、最後の決戦のピンチの時には颯爽と現れて少し共闘する位かなあなんて勝手に思っていたけれど、中盤〜終盤にかけて思いっきり物語に関わってくるし、ピーター同士の掛け合いまで十二分に描いてくれて、大満足。
思えば、小学生の頃に親に連れられて映画館で訳も分からず見た「スパイダーマン」。グリーンゴブリンが怖くて怖くて堪らなかったが、そんな敵を跳ね除けてしまうスパイダーマンの姿に夢中になっていた。
それから少し成長して大学生の頃に見た、「アメイジングスパイダーマン」。ヒーロー映画から離れていた時期もあったけれど、スクリーンに帰ってきたスパイダーマンはやっぱり格好良くて夢中になった。
そして、大人になって見た「スパイダーマンホームカミング」。ひよっこヒーローが成長していく姿に胸を打たれ夢中になった。そんなシリーズの思い出を呼び起こしながら、自分の人生がスパイダーマンと共にあったんだなあなんて感慨深くもなってしまって。3人のピーターパーカーが一つの作品で、一つの絵で見れてしまうなんてもう、夢のような時間だった。
笑い、驚き、興奮、そして感動。エンタメ映画の最高峰と言っても差し支え無い。そんな、完璧な出来栄えだった。これからも新たな旅立ちを迎えた「スパイダーマン」を応援し続けたいと思えた。
取り敢えず、興奮冷めやまぬ中で、過去5作品を一気見した笑

サプライズの連続で少し影が薄れてしまっているが、Netflix版ドラマのマードックの登場もかなり嬉しかったり。今後の、デアデビルの展開にも期待したい。
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