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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのsのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマン過去作品のネタバレも書きます。途中まで少し過去作への個人的な感想も含みますので、不快な方は自衛お願いいたします。


ずっと初期のスパイダーマンが好きでした。個人的にですがアメイジングは終わり方が好みではなかったし、アベンジャーズに加わってから蜘蛛の糸自分で生成しないの!?みたいな違和感がすごく、それでも毎回新作が来るたびに楽しみにしていました。今回の作品ではじめて、どのスパイダーマンの作品も好きになった気がします。うまく話をまとめたなって思いましたが(アメイジングのMJの結末は許してない……)自分が好きだったスパイダーマンもまだどこかで存在してるんだって思わせてくれました。

オクトパス出るのは知ってましたが、まさかスパイダーマン大集結するとは思わず震えました。スパイダーバースをふと思い出して、どんな風に終わるんだろって思いましたが、すごかったです。あんなに人に忘れられないように追加追加してたピーターが、最後には平和のために自分を犠牲にしていて、成長をすごく感じました。それはトムホランドの演技の上手さもあるし、この映画の素晴らしさだなと思いました。

スパイダーマン2がスパイダーマン3の彼女のMJを助けたシーン、すごく泣きました。別の世界線で助けることができたのは、自分に能力がないわけではなくて、そういう運命だったってことなのかなと思います……。身近な人が亡くなる辛さを毎回噛み締めるピーター、、このシーンに関しては見ていて辛かったです。

ほかはスパイダーマン1がゴブリンを庇ったシーン、復讐しても気が晴れなかった本人の経験ゆえの様子ですよね。まさかあそこでゴブリンが行動に出るとは思いませんでしたが、それくらい死んで当然の人格だったっていうことですよね……。

あとは、忘却の魔法からもう一度会いにいくシーンが印象に残っています。よくある恋愛映画だと(偏見ですが)扉を開けてどっちかの笑顔で終わりとか、談笑して終わるとかそういうのが多いと思うんですが、そういう演出ではなく、ほんとにクールで切なかったです。大学にいく予定の二人を見てホッとするピーター、紙をポケットに入れたのは絆創膏を見て、二度と危険なめに遭わせたくない、関わらない方がいいって思ったという解釈で合ってるんでしょうか?終わり方が珍しく雪の中のイルミネーションのNYでまた良かったです。

最後に、黒人のスパイダーマン……いますよね……スパイダーバース見てほしいな。
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