なちゅん

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのなちゅんのレビュー・感想・評価

4.8
大いなる力には、大いなる責任が伴う。
その言葉で始まった「すべての」スパイダーマン・サーガがこの作品で終わったような感覚。

やっぱり世界は17歳のピーター・パーカーに厳しすぎる。17歳が背負うものじゃないよあんなの。考えてみればずっとそうだ。トビーのピーターもアンドリューのピーターもトムのピーターも、こんなに背負わされる必要ないよね。
ピーターの最後の決断が悲しすぎて、さすがの先生も止めようとしちゃうレベル。17歳が払う犠牲じゃないよこんなの。


スタッフロールの後のスペシャルティーザーにはワクワクしたけど、最後のテロップで寂しさも喪失感も持て余すくらい抱えてしまった。“He” is coming back, but… how about “him”?って感じ。

でもね、すごく満たされてもいる。この間トビー版とアンディ版を一気見したから、余計に。Doc. Oc出てきた時の爆裂ワクワク、あれは今作初見でしか感じられない。それを上回るドキドキがその後でくるのだけど、やっぱりこの最初の1回しかあんなに声が出ちゃうほど息を呑んで驚けない。
もう本当に最高。最高を超えて最高。全キャストが最高。この夢にまで見た最高のシナリオを用意してくれたMCU本当、本当に崇める。あまりにも最高、語彙力吹き飛ぶくらい最高。最高しか言ってない。全部を結び合わせたケヴィン・ファイギが天才すぎる。

ゼンデイヤとトムの身長差キスまで全部好き。
このパワーカップル、スパイディシリーズのジンクス覆して一生幸せでいてほしい。
なちゅん

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