もりいゆうた

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのもりいゆうたのレビュー・感想・評価

4.3
正直、序盤は乗れなかったんです。過去作7本見ていないとわからないようなハイコンテクストな内容。いろんな過去作のヴィランが登場してきてもまったく乗れず、誰が見ても楽しめるものを作ってこそのエンタメ。そもそも日本にそんなスパイダーマンファンいないでしょって。

これが現在フィルマークスで☆4.6というついに『エンドゲーム』の☆4.5超えの作品かと。エンドゲームの方が断然良かったわと思ってたんです。

ある瞬間までは。ちょっとここからネタバレするので、聞きたくない方はすぐに読むのやめてくださいね。

じゃあ言いますよ。





歴代のスパイダーマンの勢揃い!!!!!

これにはさすがに驚いた。過去の作品の敵キャラが出てくるのは知っていたけれど、まさか歴代のピーター・パーカー達が、スパイダーマン達が出てくるなんてと胸熱だった!!!

3回リメイクされたという大ヒット作品だからこそできる、またそれを逆手にとった新しい演出。

正直ストーリー的にはまったく乗れなかったものの、この見たことないアイデアだけで☆0.2増しで付けた。

アンドリュー・ガーフィーだけでなく、僕が小学生の頃見ていた初代スパイダーマン役のトビー・マグワイアが出てきたときは本当に高まった。当然、あれから20年経っているので、もう46歳。トムホはまだ25歳。「スパイダーマン」という歴史を感じずにはいられなかった。ドルビーシネマで見れて良かったです。

そこまで高評価ではないのは僕がシンプルにそこまでスパイダーマンファンではないから。

ただ、たまにはこういうファンに向けて作りました!!!どうぞご覧ください!!!!っていうお祭りもありですね。力技に参りましたと言うしかない。新しいエンタメの形を見させてもらいました。

個人的には断然『エンドゲーム』派なので、これを映画館で見られなかったことが本当に悔やまれる。