このレビューはネタバレを含みます
主人公が死んだ人なんだろうなというのは、早々に察しがつく。
だけれど、この作品はそれだけではなかった。
独裁政権により自由を奪われていた国民の悲劇を描いている。
当たり前に自由に発言したり、本を読めたりしているけれど、その当たり前が無い世界。
国が認めない本を読むだけで殺される。
そんな世界が、実際にあるのだ。
今、当たり前にある自由が、どれ程大切なもので有難い事なのかがとても伝わってくる。
生きていくことの大切さも描かれた本作。
見ていて、自分も頑張って生きて行こうと思えた。