｢傷ついた事がある人は優しくなれる だからあの日傷ついた事にも意味があったと思える｣
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リメイク作品とはいえ、横浜流星のアクションは素晴らしく、吉高由里子の自然且つ無垢なる演技もキャリアベストと言いたくなる魅力に溢れている。三木孝浩監督は光彩を巧みに撮らえ物語を叙情し、終盤には塁・明香里に感情が寄り添わさせ、そして再び金木犀の匂いを感じる季節が来た時には、この物語を思い出すのではと思わされる。
｢街の灯(1931)｣にインスパイアされた韓国映画｢ただ君だけ(2011)」のリメイク作品であることからも、その系譜を知る映画好きな者達にはラストシークエンスについて想像させる余白を、ラブストーリーを求めて来た者達にはハッピーエンドになる仕掛けも素晴らしい。
BTSの主題歌も作品に非常にマッチしてたし、奏で始めるタイミングもベストだった、。
