がんびーの

オフィシャル・シークレットのがんびーののレビュー・感想・評価

4.0
嘘で固められた政治、それを擁護するメディア、それを信じる国民、そこから生まれる戦争。

イラク戦争勃発を食い止めようとしたGCHQに勤める女性の話。彼女が無罪になるか有罪になるかの話以前に、国民に真実を伝えるべき立場に想像以上に愚かな人間が沢山いて驚いた。そして結構胸糞だった。また同時に、政府に使える者も、負い目を感じながら仕事をこなしてる感があって見ていて不思議な気持ちになった。最後の裁判にはびっくり。隠すことで精一杯なのか…。

主人公が自首した際に同僚の女性と交わした会話が心に残った。
『ごめんなさい…』
「あなたは何も悪いことしてないわ」
『でも正しいこともしてない…』

実話らしいけど夫が移民なのも本当なのか。
脚色じゃないことを願う。
がんびーの

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