いや〜そういう映画であることは見る前から明らかだったけど、
ポールウォルターハウザーいいわ〜。
「アイ、トーニャ」のキャラとだいぶ似てるけど、
もっとマジメな感じだからこそ
その誠実さが裏切られてしまう皮肉。
たしかに怪しい人物のようであり、
しかも騙されたり操られたりしやすいから
無実であるにも関わらず、
間違った方向に転がってくのが笑えない。
もちろんこんなことはあってはならないけれど、
正義感が前のめりになっているハウザーのような人物って
いかにもアメリカっぽくて
そういう人が武器を大量に持ってるのって
やっぱ恐ろしいなぁと思う。
冤罪のメカニズムは普遍的なもんで、
進んでしまって後戻りできなくなった権威に対し
主人公が突きつける言葉が重い。
サムロックウェルもいつもこの感じ。
やる気なさそうないい人感がいい。