しゃわしゃわ

リチャード・ジュエルのしゃわしゃわのネタバレレビュー・内容・結末

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

クリントイースト・ウッドはこの手の事実ベースのものを映画にするのが得意ですね。

アトランタ五輪時に起こった爆弾テロ。
爆弾の第一発見者のリチャード・ジュエルは一夜にしてヒーローに祭りあげられたとか思えば、真犯人の手がかりが全く取れないFBIはそのリチャードを容疑者にしてしまう。おまけにメディアに情報をリークして、ジュエル家の名誉もプライバシーも破茶滅茶に。

「タイタニック」で唯一、救命ボート上で救助のために引き返そうと主張した”モリー”役のキャシー・ベイツがリチャードの母親役で出演。記者会見で大統領に訴えるその姿は心打たれる。FBIからのリークをスクープした女性記者さえも涙する。
FBIでの最後の尋問でリチャードは、捜査官がグーの根もでない言葉を述べる。「今後、警備員は爆弾を見つけても通報せずに逃げるだろう。」その通り、リチャードジュエルの二の舞で犯人扱いされるのだから…ということを言い放つシーンは「よう言うた!」って気持ちさせてくれた。
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