このレビューはネタバレを含みます
記録📝メモ
溝口監督の『雨月物語』といえば…
なんといっても…
【京マチ子】さん!
夢に出てくるレベル…
👻
子供の頃、『羅生門』観て
トラウマ。
少し前に…もう観れるかも、と
覗いて観た時、幽玄な美に圧倒され…
何故か途中から『羅生門』を観てしまい…
グイグイ引き込まれ…
『雨月物語』をほったらかしたまま…
今回家族と観ることとなり
怖さが半減した。
この芸術的名作を…
ワイワイ言いたいこと言いながら
ぼんやり観た。
また一人でじっくり見直そう…
それにしても
一緒に観ると
それぞれの着眼点が違ってオモシロイ
ストーリーをひたすら追ったり
カメラワークに見入ったり
光の使い方に注目したり
照明の当て方
陰影…
ラストの説明はいらないとか
名作にダメ出ししたり…
総じて…
金と女の誘惑に注意⚠️
慎ましくも家族一緒に暮らすが
よい、という教訓?
無念はこの世に留まる?
目には見えない家族への愛…?
もう一度最初から観ると
田中絹代さんが
大事なことは全部台詞で
仰ってる
夫を迎える表情に…
オチを見た…
ロクロを回しながら
語っていた台詞が思い出されて
ジンとくる
だから言ったじゃないって…
シンデモシニキレナイ
🎬
やっぱり1人で観た方が
集中して観れる。
いつの世も戦時
人の卑しさ醜さが出る
女に注意⚠️って…
アドバイスが無
撮影🎥✨
宮川一夫さん
市川崑監督の『おとうと』で
【フィルムの発色部分の銀を残す独特の技法「銀残し」を生み出した】とのこと。
要確認👀❗️
やっぱり
何度観ても姫のお屋敷のシーンに
魅入る…
引いた絵
松と屋敷の奥行き
一時停止して味わった…
幻想…
姫の舞…
歌…
家族が黒田節に似てるって
そう?と思いながら…
舞に関するウンチクも
聞きながら
侍従がコワイコワイって
家族がうるさかったけど
やっぱりコワイ
音響がまた…
オドロオドロしくも
威厳を醸す
父君のお歌…
能と…
能面のような
京マチコさん…
羅生門の時と全然違う演技
素晴らしい✨
高貴さと
妖しさ
妻子を忘れ
夢の世界の夫が
はめられた罠
姫の儚さ
侍従の忠信
この世で体験出来なかったこと…
姫の無念
審美眼
才能を伸ばしたい
プロデューサー意識…
畏れがスッと引いて
一人の人間の…心に
同情した
でもやっぱり…
妻子アルのも知ってて
生きてる人間を
冥界に引きづり込もうと
帰りたがってんのに
連れ去ろうとする姫の
ワガママ…
恐るべし
目覚めたときの
湖の水面の輝き…✨
帰ってきたときの一周回るカメラ…
お父ちゃんはワルクない…
引きづり込まれたんだ、と
集金に行っただけなのに…と
同情したくなる
家族への愛…
妻の愛…
田中絹代さんの繊細な表現…
田中絹代さんへの愛が強すぎて
タトゥーを入れた
マーク・カズンズ監督…
このシーンで泣いてんじゃないかと
思ったりもする…
ココいいシーンなのに
家族とワイワイ観たばっかりに
泣けなかった…
やっぱオバケ👻じゃない?
とか…思いついたこと声に出したり
やっぱり‼︎とハモったり…
振り返ると
家族もウルウル🥹してたケド…
それぞれ
しみじみ…
名作を家族で観た
という記憶
メモリに…
「どこに行っても
気持ちが落ち着く日は一日もなかった…
戻った戻った…」
家族が拠り所だった夫…
いくら綻びを繕えど…
命なくば…
妻の無念がせつない…
この語りはいるやんか!
つい、引きづられてしまった
この語りがイランなんて
信用ナラン
やっぱり
1人で観ないと
じっくり味わえないな〜
ダメだしイランし
お母さんにご飯🥹
いると思って
生きる…🙏
いなくなっても
見守る…
【ここにいます】
命を奪われる無念…
意識は
生き続ける?
音響が
実に日本らしく…
海外の方へどう響くのかな〜
と思ったりした
雅な調べが
余韻として残る
妻の想いが
全て。
沁みる名作。
京マチコさん
ありき…
🎬✨