『一度でも野球をするスインを
見た事があるか⁉️』
男子に混じって野球部に所属し
自身がプロ野球選手になる事に
ブレずに邁進するスイン。
自信と信念はあっても部員の中
では小さくて華奢で身体能力も
球速もプロ球界に相手にされる
レベルじゃない。
監督のコネで入った新任コーチ
に指摘されても全く考えを変え
ない。
スインはただただ頑固かつ愚直で
人の話を聞き流し無策に自身の体
を虐めるだけ。
ある意味真っ当と言える母親の
忠告も馬耳東風。
お母さんに肩入れして観てると
諦めが悪い頑固もののスインに
腹たってくるかも😅
ここでリトル時代からずっと
一緒に野球をしてプロ選手に
なったジョンホの話が活きて
くる。
スインが野球を続けてここまで
辿り着いた事自体が奇跡であり。
奇跡を起こした自身とその運命
を信じ切っているから諦める事
はけっしてないのだと。
この奇跡の立役者のひとりが
父親であることも明かされる。
頑なな母親の心を溶かすアツイ
台詞は立派だが自身のおこない
はサイテーのダメ親爺ですが😅
スインの不撓不屈の信念が周囲
の人々を揺り動かしてゆく。
新任コーチの指導を受けてスイン
はナックルを武器にトライアウト
に挑む事に……。
スインの状況、周囲や家族との
葛藤のドラマがメインであって
試合のシーンはかなり少なくて
リアルに野球好きな方には少し
物足りないかも。
トライアウトで強敵と対決する
流れがあざと過ぎる気がするし
戦略も些か単純過ぎるようにも
感じてしまったし……。
あとお母さんがトライアウトを
観戦するまで完全に敵役で感じ
悪く描かれてるのも少し残念。
高校野球の意味合いの日韓の
違いとかも念頭におかないと
呑み込みづらいかも。
パンフレットにそのへんの
解説があるのでお勧めです。
劇場鑑賞通算375本目。