《プロジェクターで天井に投影しながら見たい
美しい映像と世界のアニメーション。》
⚪︎概要🏍
ラトビアのギンツ・ジルバロディスさんが1人で3年半もかけて創り上げた作品だそうです。
8歳からアニメを作り始め本作完成時は25歳。
かなり若手のアニメーターさんです!
ラトビア州政府のファンドで製作費を得たと言う事でプレゼンの能力値も高い‼︎‼︎
この事から、アニメーションへの情熱がかなり伺える。
チャプターに沿って進んで行くお話
チャプター1 禁断のオアシス
チャプター2 鏡の湖
チャプター3 眠りの井戸
チャプター4 霧の入江
である。
次回作はグループで『FLOW』を作ってると記事にありました。
http://animationbusiness.info/archives/8907
⚪︎ストーリー🪂
目が覚めるとパラシュートが木に引っかかって
少年は宙吊りになっていた。
そこへ、黒い大きな巨人が現れ男の子を食べようとしてきた。
必死にパラシュートを外し逃げる少年。
その先にはオアシスがあり、少年は命からがら逃げ一息つく。
そこでは、黄色い鳥との出会いもあり。
バイクとキーを見つけ黒い巨人のその先の道へ向かわないと成らないのですが、出口には黒い巨人が立っており中々出る事が出来ません。
しかし、少年は勇気を振り絞り、
その先の美しくも危険が広がっている世界へバイクを走らせるのでした。
⚪︎感想👍
ヨーロッパの方が作るアニメは神秘的で幻想的で美しいなと毎度思います。⭐️
さすが、太古から神話が沢山ある土地だな〜と羨ましく思います😖♪
土地も美しいしなぁ〜(旅行したい✈️)
アニメーションの雰囲気はゲーム画面の様な感じの3D。
空や水の表現に力が入っており視覚的と、
BGMの聴覚的にも癒しの空間へ連れて行ってくれる。
何より声が無いのが1番良い、、。
空間を楽しめ、感覚を楽しめる。
居心地の良い作品でした。
残念なのが最後の日本語のエンディング、、、
声の入ってない綺麗なエンディングで終わってくれたら余韻に浸れたのになと少し残念でした。
(折角の声の無い作品なのに、作品に配慮してほしいと感じました。)
最高に好きな映像は『なだれ』です。
雪崩の映像は3Dなのに凄い面白い動きをしてました❗️
そして、カメラワークも好きです。
アニメーションなのに誰かが撮影してる様な感じが出てるのは凄い好きです。
ただのアニメーションじゃなく映画のアニメーションとなってました。
⚪︎考察🤔
黒い巨人は『死』の概念だと思われます。
なので、遭難した少年の後をずっと追いかけてきます。
そんな少年の死が雪山深くなる時、1番最奥に温かさが感じられるシーンが有ったのは死生観の違いも感じられ良かったです。
『死』は自然にいつも後ろを付いてくるし突然現れる。
それに恐怖しながらも抗う少年の姿もまた美しかったなと思いました。
神秘的な世界や冒険を体験したい人は是非ともご鑑賞を❗️❗️