オクやん

夏時間のオクやんのレビュー・感想・評価

夏時間(2019年製作の映画)
3.5
10代の少女オクジュと弟のドンジュは、父親が事業に失敗した後、父親と一緒に祖父の家で暮らし始める。幼いドンジュは新しい環境に馴染むが、オクジュは居心地の悪さを感じている。離婚寸前の叔母まで住みつき始め、一つ屋根の下に三世代が集まり、次第にオクジュにとってこの家と祖父の存在が大きくなってくる。今後の活躍が期待されるユン・ダンビ監督の初の長編作品。
何気ない日常風景の中に、10代という多感な年ごろに住む家を追われ祖父と暮らす少女オクジュの心の揺らぎを繊細なタッチで見事に表現されているのが印象的であった。ラストが秀逸である。
オクやん

オクやん