KotaroOomori

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のKotaroOomoriのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

今年2本目の映画館での鑑賞。
家族愛、師弟愛、友情、愛にあふれる物語が圧倒的強者である鬼の存在により一層際立って心にそのまま入ってくる作品であった。
主人公であるはずの炭治郎や、その仲間の2人の無力感、そして柱である煉獄杏寿郎の圧倒的強さ。その強さを持ってしても叶わなかった上弦の鬼。全ての登場人物が良い役割をし、一つの作品としてまとまっていた。
 私はコミックを全て読んでの鑑賞であったが、コミック全体のストーリーを知らなくてもまた違った楽しみ方ができるのではないかと思う。最後まで人間を美しいとして肯定し続ける煉獄杏寿郎の姿には勇気づけられるものがあった。セリフ一つ一つに注意を払ってもう一度鑑賞したいと思えた。
ただ、映画内だけでは、人間が老いることの美しさをあまり感じることができなかったので、回想場面をもう少し時間をかけて追っていきたかった。

82点
KotaroOomori

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