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ジャッリカットゥ 牛の怒りのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

牛が逃げた村の騒動を描いた作品。

なんとなく、牛が暴れまわる話なのかな~と思いきや、実際はかなり控え目。
暴れるといっても、作物を荒らしたり、店を壊す程度のものなので、すっかり肩透かしを食らってしまいましたね。

そもそも牛が登場するシーン自体が少ないのですが、その代わりに描かれるのが諍いを起こし続ける人間達です。
どいつもこいつも叫んでばかりいるので、見ていて疲れてしまいましたよ。
また、やたら登場人物が多いのも難点で、誰が誰なのか理解出来ないまま見てしまいました。

こんな緊急時なのに、全くもって団結出来ない人間達。
最終的には、それぞれの欲望が暴走してしまいます。
おそらくは、牛よりも人間の方が怖い…という事を伝えたかったのでしょう。
それはそれで良いのですが、バカ映画的なノリを期待していた自分としては、思ってたのと違ったなと。
『牛の怒り』と言うからには、人を殺しまくる殺人牛を見たかったし、登場人物を絞って分かり易いスリラーにすれば、牛版の『ジョーズ』を作れた気もするんですけどね。
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