stayのあつのネタバレレビュー・内容・結末

面白かった！コミュニティが男の来訪を１つのきっかけに静かに瓦解していくとともに始まる新たなコミュニティの形成。シンプルな「ミイラ捕りがミイラに」話かと思いきや人間関係で起こる嫌なあるあるも盛り込んでいたりで楽しかったな笑

表立ってリーダー面しているヤツほどその組織にとって有益なことを何もなしてなくて、ただ高圧的に振る舞い周りを委縮させているだけなのにそれを求心力と勘違いする。真にその組織をまとめてくれている縁の下の力持ちが愛想を尽かせば一瞬で崩壊してしまうことに気づけない裸の王様の愚かさ。

あの家の核を支えてくれていた人が去ったのをきっかけに次々去っていく住人たち。これは…って思ってたら案の定の展開。予想はついてもやはりあの主人公が振り返り、もぬけの殻になった家のショットが映った瞬間の不気味さは無音も相まって凄く好き。

インターホンも直り新たな住人受け入れ態勢万全になった家で、完全にあちら側の人になった主人公の一言で締める終わり方も不気味で良かった。