このレビューはネタバレを含みます
アニャ様はほんといつも魅力的だな…。
フュリオサのスピンオフ作品。どんな経緯でイモータンジョーと行動を共にしていたのか、その中ではどんな生活を送っていたのか見られると思いきやなんか、なんかちょっと違った感。でもアニャ綺麗でかっこよかったしいいか。
幼少期パート長くね?メタ的な視点で言えばお母さんの奮闘劇は失敗に終わることわかってるからイマイチ感情移入して見られないし、良いからさっさと「フュリオサ」を見せてくれよっていう我慢の時間が長かった印象。
男のフリしてメカニックとして働きジャックと出会うあたりからようやく面白くなってきた。そこまでで1時間弱あった気がする…長いて。
そのジャックとの初陣もアニャがどの立ち位置で何をしようとしているのかぼんやりとしかわからずノリ遅れた。バリバリ動いて活躍する様はかっこよかったけどもっと何を全体でしようとしてるのかわかりやすくしてくれたらもっとぶち上がれたのに。
ジャックはあの世界に突然現れた異質な善人だけど掘り下げが全くされないままなんか理解ある良いやつという薄っぺらいキャラクターのままバイクに轢きづられて退場して行ったのが物語として意味不明で面白かった。何だあれ話を進めるためだけにいる善人とか話下手すぎだろジュラシックワールドかよ。
ディメンタスは人間らしい魅力のあるキャラクターではあると思うけど作品を背負う悪役としては中途半端で難しかった。世紀末の世界に人生を狂わされた真人間がこの世界に適用しようとしている感じが面白いけれどその複雑なキャラクターを描くには時間が足りてない気がする。もっと掘り下げないとこのキャラを1悪役として成立させるのは難しいと思う。