「stay」に投稿された感想・評価

外部からの刺激によって止まっていた時間が動く様に人の環境が変わるのにはきっかけが必要だよね
あおい

あおいの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

リーダー格の人も結局出ていくんかい!
残った2人はどうなるのかな。
2人のこれからとか、また新しく誰かが来て出ていって…の繰り返しかもしれないなと勝手に予想したり、もしかしたら現実でも作品と同じ事が起こってる場所があるかもしれないとか考えたりと、鑑賞し終わってからも楽しかった。
klein2

klein2の感想・評価

3.0
三崎亜記的展開なのか。
共同生活が伝統的性別役割分担に基づいているのは、わざとなのか無自覚なのか。
りたお

りたおの感想・評価

3.4
世にも奇妙な。

ラストアップリンク渋谷だった。学生時代入り浸ってたのが懐かしい、ほんとにほんとに悲しい。大好きだった;;
YS

YSの感想・評価

3.4
2021/4/23
配給 アルミード

出て行くも滞在するも自由な家。
そこに自由ながあるかはまた別定義ですが。

もうちょっと観ていたかったかな。
彼ら彼女らの想いを感じ取るには時間が短い。



第20回TAMA NEW WAVE

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020の国内コンペティション短編部門
優秀作品賞を受賞
アップリンク渋谷閉館のショックで訪れたら、たまたまこの作品に出会えました。

自由を求めてやってきたのに、結局そこでも窮屈って結構あるなと思いました。

初短編映画でしたが、とても面白かったです。
短編なので物足りない気はするけど、設定の面白さが陰る事なく最後まで楽しめた、
ノマドランドにも通ずる人はすれ違って生きていく一種の寂しさが気持ちよかった。
脚本がいい。

このレビューはネタバレを含みます

何だか分からない場所や道具のようなものの超アップから、家の内部が見えてくると、
柱だけで、区切られてない、広い板の間。

雑然と、でもテリトリー分けしてるっぽく物がある。よくこんな家を見つけたなぁ、と古民家のありようにまず目を奪われた。

何者なのかも分からない、年代の違う男女が、どうやら勝手に住んでるらしく、そこへ、立ち退き勧告に役所の矢島(山科圭太)が訪ねてくる。

39分と短編だし、人物の背景も何も説明されないが、ルールやヒエラルキー、セクハラとかに辟易としてこの、〝誰のものでもないから誰でも自由に住んでいい〟古民家にやってきたのかなと想像させた。

そのなかで鈴山(菟田 高城)が、周りを自分のペースで動かし、リーダーのように振る舞っていて、サエコ(遠藤祐美)たちは不満そう。でも、彼らは、独善的に見えなくもない鈴山の采配や作業の恩恵にも預かってるわけで。

人が集まれば、こうならざるを得ないのか…やはり。でもまぁ、出て行くのも自由、ということで、1人減り、2人減り…。鈴山も好きでリーダー格だったわけじゃないのかも、なんて思ったり。

ところで、
山科さんは、これまで、調子のいい先輩とか、どちらかというと鈴山的な役柄を見ることが多かったので、いきなり見るからに真面目そうな顔つきにはハッとしました。

逆に、菟田さんは、信念を貫こうとするような役柄をいくつか見たので、これは、私はキャスティング的にも面白かったなー。

まぁ矢島は、考えてみれば、控えめそうにしていながら最初から、不用意で図々しい言動があり。

その先を「あぁ…」と予感させるラスト、面白かった。

あ、あと、サエコが矢島に「(鈴山の)奥さん」と呼ばれて否定も肯定も、何も返事しなかったのも面白かった。そう呼ばれて説明するのもうめんどくさいんだろな、きっと何人も担当が変わってはやって来て。


何度か観て、もっといろいろ観察したいなぁと思い、いろいろ知りたくてパンフレット買った。
mingo

mingoの感想・評価

3.8
先日ゲーテで観たトーマスハイゼ「家」で繰り広げられた会話劇と趣向が似ていた。「家」では「自分たちの人生は自分で決める」と字幕が挿入され、お役所に訪れる人々のリアルな対話が多面的に提示されるといった内容だが本作の石川瑠華(テントがアイコン。プライバシーと、家の持続2つの意味)が最後まで古民家に残る存在としてそれを貫いている。
また、お役所マンの山科圭太が外からの異分子として山中にある古民家に訪れることで内部関係に綻びが生じ関係に入れ替わりが起こるがそれは古典作品でも度々散見される演出。(「シャイニング」などの有名ホラー映画でも特有の舞台装置として機能している)石川に馴染みウダに躾けられた山科の構図があるあるすぎて和む。
何より本作が多くの人に受け入れられた要因は本音と建前が混在したSNS時代において、それぞれの人物が抱えてるはずの感情も事情も無理に明かさない感じとか干渉のできなさみたいなのがすごくしっくりきたというのが大きいのではないだろうか。2010年代の知らないもの同士の「家族ゲーム」面白かった…
助監督に山本英。藝大若手作家の今後に注目。
ワンコ

ワンコの感想・評価

4.0
【stayとは。方丈記】

これは今、僕達の生きる社会そのものだ。

前に、イギリスがEU離脱の国民投票する際に、反対派は、「Remain EU」ってステッカーを作ってキャンペーンをしていた。

僕は、なぜ、「Stay EU」じゃないのか?
Remainは、レジデュアルな感じがして、stayの方が良いんじゃないかと、出張で来たアメリカ人に尋ねたところ、彼も、stayの方が良いような気がすると言っていた。

だが、確証の得られない僕は、ある著名なアメリカ人の日本文学者の先生に勇気を振り絞って尋ねた。

教えてくれた。

stayを使う場合には、「stay in EU」じゃないと意味を違えられる場合がある。
印象として馴染まないかもしれないが、remainは長くとどまるという意味でも正しいと。

それ以来、僕は、stayは、ワンコの「待て」ぐらいに思うようにしている。

今の僕達の生きる社会は、ネット環境の進化で移り変わる速度は早く、社会のインフラ自体がまるで変わってしまったようで、更にコロナのような不測の事態もあって、なおさらなのだ。

だから、ひと所にとどまることなんかない。

とどまっては入れ替わり、終(つい)の住処なんてことはないのだ。

でも、待てよ。
これは、鴨長明の方丈記の書き出しのようでもある。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし」

企業だって、終身雇用なんて昔の話だ。

鴨長明が感じてたくらいだから、現代は尚更なのだ。
ひとりで妙に納得する。

繋がりだって、実は希薄だ。
少し同じ時を過ごしたからといって、それが親しい友人になるってことではない。

とどまる理由がなければ去る。
窮屈だと思えば去る。
嫌なヤツがいれば去る。
疎外感があれば去る。

一見自由のようだが、でも、これは、自由なのだろうか。
そんな疑問もよぎる。

自由で気ままなようで、実は不自由な気もする。

でも、エンディングの場面、そんなことを言っても、また、新陳代謝は進み、いつかは良い世界が来るような感じにもなる。

今は、もしかしたら、過渡期なのかもしれない。

どちらかと言えば、そう考えて過ごす方が、希望があるように思える。
>|

あなたにおすすめの記事