"俺を手本にしろ。真っ当な人間になるんだ"
【STORY】
住宅難のブダペスト。義父にいびられ出ていけと言われても、十分な金も行くあてもない八方塞がりな女性の話。
【感想】
長回しで撮る夕飯シーンを始め、「人々のリアルを撮る」というタル・ベーラ監督の拘りは長編デビューから健在。ドキュメンタリー映画のようなリアリズムと、物語としてもずっと観ていられる雰囲気を兼ね備えた1作だった。
ただ、アプローチの仕方は有名なタル・ベーラ監督作品達とはずいぶん違うなと感じた。
文句しか言わないお父さんに腹が立ちまくるし、裏でクズ人間なのに真っ当ぶる夫も嫌いだわぁ。
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観た回数:1回
直近の鑑賞:映画館(22.01.31)